から紅のラブレター(恋歌)の結末をネタバレ!感想&評価や評判も!

から紅のラブレター(恋歌)

2017年4月15日に公開された
劇場版『名探偵コナン』シリーズ21作目の、
『から紅のラブレター(恋歌)』。

前年作品『名探偵コナン 純黒の悪夢』に続き
静野孔文が監督を務めた本作は
歴代最高興行収入を更新する大ヒット作となりました。

西の名探偵服部平次が大活躍する本作の魅力を、
しっかりお伝えします!

あらすじや感想、評価や評判だけでなく、
ラストのネタバレも含まれています。
結末を知りたくない場合は、
ネタバレを飛ばしてお読みください!

『名探偵コナン から紅のラブレター(恋歌)』とは?

から紅のラブレター(恋歌)

劇場版『名探偵コナン』シリーズも本作で21作品目。
20周年記念作品であった前作『殉国の悪夢』では、
コナン最大の敵である『黒の組織』との争いが描かれ、
大ヒットを記録しました。

本作は一転、殺人事件の謎を解決する、
という推理ものの一面が劇場版らしい派手さで描かれる一方、
登場人物達の恋愛面に強くフォーカスした作品。

脚本をミステリ作家の大倉崇裕が担当したこともあり、
ラブストーリーが殺人事件にも深く関わる構成で、
二転三転しながら真実に辿り着いていく様子に
手に汗握る興奮が味わえます。

久しぶりに関西が舞台となり、
西の高校生探偵服部平次が大活躍し、
京都府警の綾小路警部や大阪府警の大滝警部なども登場し、
各ファンには嬉しい一策でした。

『名探偵コナン から紅のラブレター(恋歌)』のあらすじは?

から紅のラブレター(恋歌)

秋の京都、東山の矢島邸の一室で、
矢島 俊弥は何者かに殺されてしまいました。

一方、コナン達一行は日売テレビのスタジオを訪れていました。
毛利小五郎が競技かるたの有力団体『皐月会』の会長、
阿知波研介との対談番組収録のため、大阪に招待されたのです。

大阪は、コナンの正体である工藤新一のライバルとされる、
西の高校生探偵、服部平次の地元。

平次の幼馴染みの遠山和葉が
幽霊部員ながらもかるた部に所属しており、
友人で部長の枚元未来子が『皐月会』所属という縁もあり、
彼らもまた、日売テレビにやって来ていました。

『皐月会』が開催する『皐月杯』の決勝戦でのみ
使われる特別なかるたも撮影のために
スタジオに運ばれてきました。

かるた競技者にとってはとても大切な品で、
一度紛失騒ぎにもあっているため、
厳重に管理されており、
普段は美術館に収められているのです。

毛利の対談相手である『皐月会』現会長阿知波は二代目で、
創設者は妻の皐月。皐月は三年前に病気で亡くなってしまい、
夫の阿知波が会を引き継いでいるのです。

阿知波は一代で財を築き上げた阿知波不動産の社長で、
唯一の趣味がかるた。選手よりは試合で読み札を
読み上げる読主になりたいと考えていました。

『皐月会』の記事を見ながら
『皐月会』と阿知波について話していると、
コナンがふとある人物に気がつきます。

写真に写る阿知波の隣に強面の男が必ず写って居たのです。
彼は海江田。阿知波の元秘書で、
阿知波不動産の裏の部分を一手に引き受けてきた切れ者、
との噂があるが、現在は職を辞しどこにいるかわからない状態だと言います。

そんな話をしていると、スタジオに対談相手の阿知波が入って来ました。
しかし、もう一人の出演者矢島がスタジオに来ていないことから、
収録が押してしまいます。

控え室に戻ろうとした平次達は、
競技かるたの高校生チャンピオン大岡紅葉とぶつかってしまいます。
紅葉は平次を一目見るなり、『私の未来の旦那様』と言い放ちます。

平次に想いを寄せている和葉に問い詰められる平次ですが、
彼は紅葉とは初対面だと主張します。
そんな賑やかな日常生活が、館内放送で一変します。

日売テレビに爆破予告が出されていたのです。
警察が安全を期するためテレビ局から退去するよう注意喚起を出したため、
避難する様にとのアナウンスが流れたのです。
騒然となったテレビ局から、コナン達一行も避難しますが、
平次、和葉、未来子の姿が見当たりません。

『皐月会』に伝わる決勝戦でのみ使われる伝統のかるたを、
『皐月会』に所属する競技者の未来子は諦める事が出来ず、
避難の途中でスタジオにかるたを取りに戻ってしまっていたのです。
避難状況を確認していた警備員に保護された三人も避難を開始します。

その直後、爆発が起こってしまいます。
爆破予告は本物だったのです。
館内を避難中だった未来子は怪我を負い、
警備員と未来子、平次と和葉の二手に分断されてしまいます。

未来子は警備員に先導され階下へと逃げますが、
分断された平次と和葉は階下に降りる道を失ってしまいます。
爆発が次々と起こり、脱出が難しいと素早く判断した平次は、
一先ず身の安全を確保するために屋上へと向かいます。

この事態に、コナンは日売テレビに隣接したビルから、
阿笠博士に作ってもらったお馴染みの
スケートボードやキック力増強シューズなどのアイテムを使い、
日二人を救助するため日売テレビの屋上へと飛び移ります。
コナンは和葉を抱えた平次をアイテムを利用して救助します。

しかし、平次達が地上に降りきる直前に再び爆発が起こってしまい、
屋上に残されたコナンの救出ルートが無くなってしまいます。
咄嗟の機転で、パラボラアンテナを足場に
スケボーを加速させテレビ局の傍を流れる川を目掛けて飛び降ります。

平次のアシストもあり、なんとか無事に脱出したコナン。
なんとか全員無事に爆破事故を乗り越えることができました。

腕を怪我した未来子を見舞いに行くことにした一行。
平次は馴染みの大滝警部に、
警察に届いた爆破予告の詳細を聞くために一行から別れます。
警部の話によると、日売テレビの爆破予告メールには、
かるた札の画像が添付されていたのです。

病院では『皐月会』の会長、
阿知波や会の関係者も診察やお見舞に来ていました。
明後日開催される『皐月会』伝統の競技かるた大会『皐月杯』の
開催を危ぶむ阿知波会長に、
未来子がかるた札を持ち出してくれたことが伝えられます。

『皐月杯』は無事に開催できそうですが、
未来子の怪我は思ったより重傷で、試合に出られなくなってしまいます。
廃部寸前のかるた部はこの競技会で好成績を納める必要があったのです。

未来子の代理で和葉が試合に出ることになると、
紅葉とかるたで平次の婚約者の地位を争う
約束を取り付けられてしまいます。紅葉は高校生最強の実力者。
売り言葉に買い言葉でつい勝負を受けてしまった和葉は、
試合当日まで特訓に励むことを決意します。

紅葉は帰りがけに落とし物をしてしまいます。
気が付いたコナンと蘭は落とし物を届けようと紅葉を追いかけますが、
一歩遅く間に合いません。

連絡先がないか、中を見るとそこには着物姿の男性の写真と、
幼いころの紅葉と一緒に写っている平次の写真が入っていたのです。
過去に平次と紅葉が出会っていたことに動揺するコナンと蘭は、
とっさにこのことを秘密にすると約束します。

爆破事件の情報を聞きに行っていた平次が病院へ合流すると、
そこに矢島殺害の一報が入ってきました。平次とコナン、
そして先に辿り着いていた毛利は遺体が発見された部屋を調べます。

ダイイングメッセージがかるた札に
残されている可能性に気が付いた平次とコナンは、
解析を灰原に依頼するために写真を撮ります。

リモコンに付着した血液の様子から、
矢島が殺害される直前にテレビを見ていた可能性に気が付きます。
確認するとテレビには矢島が殺害される直前まで
視聴していたかるた試合中の紅葉の姿が映し出されました。

コナンと平次はテレビ局の爆破や矢島殺害を検証し、
狙われているのが『皐月会』の主要メンバーである可能性が高いと判断し、
阿知波と紅葉を監視することにします。

血染めのかるた札と、
紅葉が持っていた写真に写る着物姿の男性について、
コナンは灰原に解析を依頼しました。
そこに『皐月会』の関根がやってきました。

コナンと平次は、彼と阿知波達の会話を聞き、
彼に日売テレビ爆破時、矢島殺害時共にアリバイがなく、
しかも不自然な話をしていることに気がつきます。

コナンは宿泊するホテルが阿知波と同じであることから、
阿知波に発信機をつけて見張り、
平次は紅葉の屋敷前を見張ることにします。

和葉が蘭と一緒にホテルでかるたの特訓をすると聞いた平次は、
電話で母静華に助っ人を依頼します。
静華は元かるたクイーンの実力者だったのです。

和葉は徹夜で静華の特訓を受けます。
一方、コナンと平次はそれぞれ阿知波と紅葉を監視し、
全員が無事に一夜を超せました。

コナンと平次は毛利を眠らせ、
関根を呼び出し矢島殺害について問い詰めます。
関根は皐月杯で二年連続矢島に敗れ、優勝を逃していました。

動機があり、アリバイもない関根は、事件現場に駆け付けた際、
初めから撲殺されたと知っていた矢島が怪しいと考え、
揺さぶりをかけたのです。

第一容疑者と見られた関根ですが、
移動中に車を爆破され瀕死の重傷を負ってしまいました。
犯人と思われていた関根が被害者になってしまったのです。

明らかに『皐月会』を狙ったと思われる一連の出来事に、
大阪府警とコナン、平次は『皐月会』会長の
阿知波に事情を話すよう促します。
すると、阿知波が重い口を開きました。

京都に『名頃会』という
『皐月会』の強力なライバル団体があり、
その代表者名頃鹿雄は、皐月会創設者で阿知波の妻、
阿知波さつきにそれぞれの会の存続をかけた勝負を
申し込んだ五年前から行方不明になってしまっていたのです。

マスコミを巻き込み、勝負を仕掛けた側にも関わらず、
名頃が試合会場に現れなかったため、
『名頃会』は大きなバッシングを受けることになってしまいます。

会の代表が行方不明になったこともあり、
『名頃会』はそのまま解散してしまいます。
『皐月会』は『名頃会』からの移籍を受け入れましたが、
実際に移籍したのはたった二人。関根と紅葉だけだったのです。

紅葉が持っていた写真に写る着物姿の男性こそ、
師にして『名頃会』の会長、名頃鹿雄だったのです。
殺害された矢島は『名頃会』の解散を強固に主張していました。

また、騒動後移籍した関根と紅葉の二人、
特に紅葉は名頃と得意札が全く同じ一番弟子の様な存在でした。
ライバル『皐月会』への逆恨みを募らせた名頃鹿雄が
一連の容疑者として急浮上します。

更に関根のスマホにかるた札の画像が
添付されたメールが届いていたことが解ります。
そして、紅葉のスマホにも同様のメールが届いていました。
全て名頃の得意札の紅葉が詠まれているかるた札です。

矢島殺害時の血染めかるたを灰原が解析した結果、
矢島が握っていた札はやはり名頃の得意札。
名頃が矢島に握らせたものを第一発見者の関根が師匠を庇うため、
偽装工作をしていた可能性が高まりました。

これらの情報から、真犯人は名頃である可能性が高まりました。
問題なのは、名頃の得意札である紅葉の情景を詠んだ札は全部で六枚、
つまりあと二人名頃のターゲットになる人物がいるはずなのです。

コナンと平次は阿知波に詳しい情報を教えて欲しいと頼み、
阿知波も警察には話せなくても君たちになら、
とホテルの部屋に来るように言います。

阿知波は、名頃が予定されていた試合前日に
家を訪ねて来て皐月とカセットテープを使い事前に勝負をしていたのです。
名頃は皐月に対して手も足も出ず、逃げ帰り、
そのまま行方不明になっていたというのです。

一方、少年探偵団と大阪見物をした蘭は、
紅葉を訪ね、落とし物を渡します。紅葉は子供の頃、
あるかるた大会で平次に負けてしまったと思い出を語ります。

なんと、その時平次から、
「今度会った時には嫁に貰ってやる」とプロポーズをされていたのです。
ホテルに戻った蘭はこの話を和葉に出来ませんでした。

『名探偵コナン から紅のラブレター(恋歌)』のストーリー結末のネタバレ!

から紅のラブレター(恋歌)

そしてついに京都の『皐月会館』で『皐月杯』が開催されました。
予め登録したスタッフ以外は入れないほど厳重な警備で、
名頃が侵入する心配はなさそうに思えます。
和葉と紅葉はそれぞれ順調に予選を勝ち上がっていき、
ついに二人で決勝を争うことに。

『皐月杯』の決勝は、
岸壁に聳える『皐月堂』で読手と
決勝を争う二人の三人のみで『皐月堂』に入り、
試合の模様は映像中継でのみ伝えられます。

病院で関根が意識を取り戻し、
コナン達の推理通りの証言をした事が伝えられます。
大阪府警は皐月会館を京都府警に任せ、
更に詳しい話を聞くために大阪に戻ることにし、
毛利もそれに同行します。

突如として『皐月会館』西側の森から黒煙が上がります。
古い物置きで爆発が起こったのです。
阿知波の元秘書海江田が身に着けていた特徴的な指輪が発見されたことから、
身元不明の犠牲者は海江田の可能性が高くなります。

名頃が誤爆で死んだと偽装するための殺人だとすれば、
残りのかるた札は既に誰かに送られているはず。
内一通はすでに阿知波のスマホに送られており、
残りの一枚は決勝戦に進んだ和葉の元に届いていたのです。

真犯人の標的は『皐月杯』決勝で『皐月堂』に集まる三人、
読み手の阿知波、優勝の最有力候補紅葉、
そして挑戦者となる誰か……結果として和葉……だったのです。

『皐月堂』は爆破が始まり、
燃料に引火した炎が勢い良く燃え盛り、救助の手が届きません。
かるたに集中する環境を作るため、
強い防音設備のある『皐月堂』の中にいる和葉達は、
外の異常に気が付かず、決勝を戦い続けていました。

真犯人は『皐月会』会長、阿知波だったのです。
既に『皐月会』を去っていた海江田を
スタッフとして再登録できるのは阿知波のみ。

一連の事件は全て、
【『皐月会』への復讐を企てた名頃】を
犯人に仕立て上げようとした阿知波の犯行だったのです。
五年前、事前試合で本当に負けたのは名頃ではなく、
皐月だったのです。

『皐月会』の名誉を守るため、名頃の口を封じたのですが、
その際かるた札に名頃の血で指紋を残してしまっていました。
その証拠に気が付いたため、矢島は殺害されてしまったのです。

阿知波は日売テレビを爆破することで証拠の残るかるた札そのものと、
テレビ局に記録されたかるた札の映像を処分しようとしたのです。
『皐月堂』には殺害された名頃の遺体が隠されており、
『皐月堂』を調べられては全ての真実が露見してしまいます。

そこで、阿知波は『皐月堂』ごと爆破する計画を実行。
阿知波は和葉、紅葉共々『皐月堂』で死ぬ覚悟だったのです。

真実に辿り着いたコナンと平次は
和葉達を助けるため『皐月堂』に向かい、
バイクで突入します。
乱入した平次達に和葉と紅葉は助け出されます。

問い詰められた阿知波は自らの犯行を認めますが、
更に深い真実がありました。
五年前、名頃を殺害したのは阿知波ではなく、
圧倒的に有利な条件で負けてしまった皐月だったのです。

翌日の試合、マスコミの前で屈辱的な敗戦を
強いられる事に恐怖した皐月は衝動的に名頃を殺害。
それを目の当たりにした阿知波は最愛の妻を庇い、
名頃殺害を隠匿します。

屈辱的な敗戦と、
それによって名頃を手にかけてしまったことから、
皐月は精神を病み、やがて病没してしまいす。

阿知波は残された『皐月会』を守り、
皐月が犯してしまった罪を隠匿することに心血を注いで来たのです。
しかし、阿知波にも知らない事実がありました。

『名頃会』で名頃の一番弟子だった紅葉が、
名頃は目の病に侵されており、
間もなくかるたが取れなくなる状態にいたこと、
皐月が名頃の初恋の相手であり、
彼女に凄いと褒めて貰いたかったと話していたこと、
前日の試合で自身の実力を見せ、
翌日の本番では皐月に勝ちを譲り、
『名頃会』のメンバーを『皐月会』に引き取ってもらう
理由付けをしようとしていたのだ、と。
新たな真実に、阿知波は罪の意識に苛まれ絶望します。

真実は明るみに出ましたが、
爆破された『皐月堂』はそのダメージから崩壊が始まってしまいます。
脱出を急ぎますが、和葉と平次が取り残されてしまいます。
一足先に脱出し、救助されたコナンが見守る中、
平次と和葉は皐月堂向かいの岸壁に張り出した壁にバイクで飛び移ります。

足りない勢いを阿知波が残していたダイナマイトを爆発させ、
爆風の勢いを借りることで見事に脱出した平次と和葉。
無事の脱出に一安心する面々ですが、
平次にとってのピンチはまだ続いていました。

脱出の際、平次は和葉にまだ言わなければならないことがあると
口走っていたのです。和葉に問い詰められる平次ですが、
結局口を割る事は無く誤魔化したのでした。

未来子が部長を務めるかるた部は
『皐月杯』決勝に進んだことを実績と認めて貰え、
廃部を免れました。

しかし、決勝で和葉は紅葉に敗れていました。
紅葉は当初の約束通り、平次に告白しにやって来ましたが、
「強めに取るさかい」と言った言葉を「嫁に取るさかい」と、
紅葉が聞き間違えていたのです。

和葉に改めてのライバル宣言とも取れる言葉を残し、
紅葉は去っていきました。
コナン達も大阪を立ち、帰路につきます。

蘭は紫式部が慌ただしい友との再会を詠った
『めぐり逢ひて』の札の写真を新一に送ったところ、
『背を早み』の歌が返ってきたのです。

歌の意味をど忘れしてしまった蘭は、
園子に電話で意味を聞きますが、
この歌の意味が愛しい人と今は別れていても
必ず再会しようと詠ったものだと知っている園子は、
一人満足すると意味を伝えず電話を切ってしまいます。

その会話を物陰で立ち聞きしていたコナン……
新一は蘭が歌の意味を忘れていることに不満げな様子。
真実をまた一つ見つけても、
それぞれの恋はまだまだ迷宮の中のようです。

『名探偵コナン から紅のラブレター(恋歌)』の感想や評価まとめ!

から紅のラブレター(恋歌)

終盤の『皐月堂』が孤立している以外は、
特別な環境やトリックがあった訳ではない本作ですが、
真犯人の『愛する人を守りたい』という、
いかにもラブストーリー的な動機が、
劇場版作品の謎として十分大きな難敵となって
立ち塞がっていたのが印象的です。

もちろん、メインキャラクターであり、
本作でスポットライトが改めて当てられた、
服部平次と遠山和葉の恋愛模様や、それぞれの気持ち、
そして『名探偵コナン』の主人公であり、
現在は小学生としての生活を送らざるを得ない
江戸川コナンの正体、工藤新一と毛利蘭のお互いへの気持ち、
高熱にうなされながらも友人たちのために
様々なバックアップをする鈴木園子の恋愛感情など、
主要メンバーの恋愛模様がそれぞれ描写されています。

そんな恋愛色の強い本作だったからこそ、
かるた競技への愛、かるた会への愛、師匠や弟子への愛など、
一見『いやそこまでしなくても』と思ってしまうような行動が、
『愛情故のもの』として受け入れられるのです。

とは言え、筆者としては、
説明不足に感じる面や無理を感じる点もありました。
しかし、そんなものは服部平次カッコイイ!や、
相変わらず人間の限界を「イチかバチか……」と言いながら
軽々超えていくど派手なアクションシーンなどで押し流されてしまい、
結果として残るのは深い満足感のみです。

二点三点する容疑者と、
真犯人を看破してなお、もう一つの真実があった、
というジェットコースターのような推理劇と、
愛情故に罪を犯した真犯人と、
愛情故に危機を乗り越えていく平次と和葉、
そしてコナン達の活躍を是非楽しんで下さい。

そして、自分が好きなキャラに合う
かるた札を百人一首から探してみるのもまた楽しいかもしれません。
蘭が選んだ札は恋歌ではないとされていますが、
ふらりと現れては(それもう致し方ないのですが)すぐに
どこかに行ってしまう新一を想って選んだ『めぐり逢ひて』の札は、
まさに二人にぴったりのかるた札!

『われても末に』二人が本当の意味で
再会できる日が待ち遠しいような、
それは『コナン』の最終回を予感させる展開なので、
できるだけゆっくり来て欲しいような、
作品ファンとしては複雑な心境です。

『名探偵コナン から紅のラブレター(恋歌)』をユタカが評価!

ストーリー :☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆
音楽    :☆☆☆☆
トリック  :☆☆☆
総合点数  :☆☆☆

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